キャリアアドバイザーのあなたには次のような悩みがありませんか?
担当する求職者によって、時期によって、売上にばらつきが出ちゃう
面談数が多くて残業は多いんだけど、売上につながらない
成約する求職者って、何となくいつも同じ属性な気がする
次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます
面談数をこなせど、こなせど、成果につながらないと心が折れますよね…?
面談の質が悪いのかな?
もっと面談をしなきゃダメなのかな?
と暗中模索状態になります。
確かに、面談数を増やせば一定成約は増えますが、体がもちませんよね?
私も1日に1時間刻みで大量の面談を入れて、苦しんだ経験があります。
その日の終わりに振り返ると、最初の面談内容なんてほぼ覚えていません…
大量の面談を入れる前に、まずその大前提になっている、求職者ターゲットを設定しましょう。
少ない面談数から、最大の成果を上げられるようになります。
キャリアアドバイザーが設定する求職者ターゲット【リストを無料公開】
キャリアアドバイザーの売上を最大化するには、サポートする求職者の優先順位が重要です。
なぜなら、「優先順位=売上に直結しやすい順番」だから。
優先順位は、社内全員の共通認識になっていることが重要です。
なぜなら、求職者に接する人はキャリアアドバイザーだけではないから。
キャリアアドバイザー以外にも、次のようなメンバーとも目線が合っている必要があります。
- 面談設定するアシスタント
- リクルーティングアドバイザー
- マーケティング担当者
目線が合っていないと、絵に描いた餅になってしまいます。
「求職者ターゲットリスト」を作って、共通認識を合わせていきましょう。
求職者ターゲットリスト(Googleスプレッドシートで開きます)
>「ファイル」>「コピーを作成」で活用してください
「求職者ターゲットリスト」があれば、社内全員が「売上に直結する行動」をとることができます。
なぜなら、行動の基準が明確になるからです。
- どのような求職者を(図の左側)
- どの求職者から(図の右側)
- どのように(図の右側)
- どれくらい(図の右側)
という具合です。
逆に、求職者サポートの優先順位がないと、売上に直結しない行動が増えてしまいます。
売上に直結しない行動が増えると、次のような悩みにつながります。
担当する求職者によって、時期によって、売上にばらつきが出る
面談数が多くて残業は多いんだけど、労力の割に売上が上がらない
さらに、次のような負のループが起こります。
ターゲットが不明確
↓
ムダな面談が増える
↓
残業が増える
↓
ブラックな労働環境になる
↓
人が辞める
↓
さらにブラックになる
私は残業多いな…
と思うなら、まず自分の求職者ターゲットを見直してみましょう。
余裕があれば、自社全体のターゲットも確認してみてください。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を持ちませんか?
求職者ターゲットリストって、実際どんなシーンで使うの?
求職者ターゲットリストは全キャリアアドバイザー業務工程で使える
求職者ターゲットリストは、キャリアアドバイザー業務の全工程で活用できます。
具体的には次のような基準に適用できます。
- ポータルサイトでのスカウトターゲット設定基準
- 面談対象者の選定基準
- 面談方法の選定基準
- 面談後、面接後フォロー方法の選択基準
汎用性がかなり高いですよね?
だからこそ、求職者ターゲットは非常に重要な考え方なんです。
時間をかけて練る価値があります。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を持ちませんか?
求職者ターゲットリストって、具体的にどうやって作るの?
キャリアアドバイザーの求職者ターゲットリスト設定3つのポイント
求職者ターゲットリスト設定をするに当たっては、3つポイントがあります。
- 【ポイント①】設定内容:成約実績から逆算して作成する
- 【ポイント②】設定項目:属性に応じた項目を選ぶ
- 【ポイント③】行動内容:設定内容に応じて具体的に設定する
文字だけだと分かりづらいので、各項目を図で補足説明すると次の通り。
それぞれのポイントについて、解説していきます。
【ポイント①】設定内容
設定内容は、成約実績をベースにして作成します。
作成の仕方は次の3ステップ。
- ステップ①:過年度の成約一覧を出す
- ステップ②:設定項目(資格、経験、年齢など)で分類する
- ステップ③:成約データの分布具合によって、項目の設定範囲を調整する
ステップ②では、Excelピボットテーブルを使えば簡単に集計できます。
ステップ③を図解すると、次の通り。
【ポイント②】設定項目
設定項目の内容は、各エージェントが重点を置いている要素によって変わります。
例えば、医療業界なら医師免許の有無や、勤務経験が重視されます。
営業職種なら経験と年齢が重視されます。
自社の注力領域で重要となる設定内容になるよう、アレンジしてみてください。
【ポイント③】行動内容
行動内容では、「設定内容に応じてどのような行動をするのか」を定義づけていきます。
別途、マニュアルを作成してより詳細に定義する方法でもOKです。
ここで、こんな疑問が生まれるかと思います。
そこまで細かく行動内容を決めていく必要ってある?臨機応変に対応したほうがよくない?
【答え】理想的にはその通り。ただし現実的にはリスクヘッジの方が重要です。
確かに臨機応変さは必要です。
ただ、その臨機応変さは、ある程度の能力のある担当者でなければ発揮できないはずです。
この状態が危険。
業務が俗人化すると、その担当者が辞めた時に苦労します。
まずは、ベースとなる行動内容を最低ラインとして定義します。
そうすることで、一定以上の成果が出るようになります。
具体的には、定義した求職者層からの成約率が安定します。
その上で、個々のコンサルタントの経験を元にした裁量を認めていく形が望ましいです。
なぜなら、裁量の根拠は「例外事例をどこまで把握しているか」という知識と経験に寄る部分が大きいからです。
この人は年齢は高いけど、この経験があるなら〇〇社なら成約する!
というような知識と経験です。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を持ちませんか?
一度設定した求職者ターゲットって、変えなくても大丈夫なの?
キャリアアドバイザーが設定した求職者ターゲットは「設定内容」に微調整をかける
求職者ターゲットの大枠は変わりません。
なぜなら、自社の強みは簡単に変化するものではないから。
例えば、営業職に強いエージェントなら、大枠としては年齢と営業経験を基準にすることに変わりない。
いきなり、MBAホルダー(資格)を基準にすることは考えにくいですよね?
ただし、「設定内容」の微調整は必要です。
なぜなら、転職市場は売り手市場・買い手市場と変化していくものだから。
需給バランスをとる必要があります。
今は売り手市場だから、年齢ターゲットの上限を少し上げよう!
というような調整です。
かく言う私も、最近コロナ禍の採用動向に対応して、行動内容の設定を変更したところです
まとめ
それでは、今日のまとめをしていきます。
売上を最大化するためには、求職者サポートの優先順位について社内の共通認識を合わせることが重要です。
具体的には「求職者ターゲットリスト」を使って、共通認識を合わせていきましょう。
求職者ターゲットリストはキャリアアドバイザー業務の全工程で活用していきます。
求職者ターゲットリストの設定の仕方には、それぞれポイントがあります。
- 【ポイント①】設定内容:成約実績から逆算して作成する
- 【ポイント②】設定項目:属性に応じた項目を選ぶ
- 【ポイント③】行動内容:設定内容に応じて具体的に設定する
というお話でした。
ここまで読んでくれたあなたなら、きっと求職者ターゲットの設定イメージは沸いてきましたよね?
そうなると、こんな風に思いませんか?
設定したターゲットに対してファーストアプローチはどうしたらいい?
そんなあなたは、こちらの記事を参考にしてください。
≫【キャリアアドバイザー必見】なぜ有効面談数が増えない?登録者対応3つのポイント
求職者面談のポイントが知りたい
そんなあなたは、こちらの記事を参考にしてください。
≫【キャリアアドバイザー必見】求職者面談のコツを7ステップで解説|ヒアリングシート無料公開
改めて、キャリアアドバイザー業務全体の流れも復習しておきたいな
そんなあなたは、こちらの記事を参考にしてください。