【病む人多い】人材紹介会社の社員がストレスを抱える瞬間ベスト5|回避術も解説

未来の転職エージェント

人材紹介に興味を持っているあなたには、こんな悩みがありませんか?

あなた
あなた

どんな時にストレスを抱えるの?

あなた
あなた

どうやってストレスと付き合っていくの?

たくの
たくの

次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます

人材紹介会社で働いたことがないと、どんなストレスがあるかって分からないですよね?

私も、業界に入る前までは次のようなイメージしかありませんでした。

昔のたくの
昔のたくの

多分、対人関係が大変なんだろうな…

ただ、意外と対人関係はトレーニングでどうにかなる

ストレスを感じるポイントは別にあります

この記事では現役転職エージェントの私が、あなたの疑問に答えきます。

この記事を読むメリット
  • リクルーティングアドバイザーが現場で具体的にどんな苦労をするのかイメージが沸く
  • キャリアアドバイザーが現場で具体的にどんな苦労をするのかイメージが沸く
  • 苦労を克服できる具体的イメージも沸く

人材紹介会社の営業職が抱えるストレスベスト5

人材紹介会社の営業職が抱えるストレスベスト5

営業職がストレスを抱える瞬間ベスト5は、次の通り。

  1.  月中旬に売上目標に達していないとき
  2.  返戻期間内に早期退職が発生しそうなとき
  3.  未入金トラブルが発生したとき
  4.  新規アポイントが取れないとき
  5.  クライアントから非現実的な紹介を過度に要求されるとき

それぞれ解説していきます。

【1位】月中旬に売上目標に達していないとき

月中旬になって売上目標に達していないと、徐々に打つ手がなくなっていくストレスがあるから。

当月の売上目標に対して、中旬からできることは少ない。

あるとすると、成約しそうなクライアントに集中することくらい。

できることが少ないだけに「ヤバイ…ヤバイ…」という未達成への焦りが月末まで続く。

【2位】返戻期間内に早期退職が発生しそうなとき

早期退職が発生すると、売上目標達成が遠のいてしまうストレスがあるから。

せっかく上げた売上から返戻金が引かれてしまう

多くの人材紹介会社は、クライアントとの人材紹介契約の中に「返戻規定」を設けている。

返戻規定は、求職者が入社してからの6か月以内の早期退職に対して返金をする規定

一例としては、次のような料率を設定している。

  • 1か月以内:売上の80%
  • 3か月以内:売上の50%
  • 6か月以内:売上の30%

特に、1か月以内の80%返金はインパクトは大きい。

1件分の売上がほぼなくなり「振出しに戻る」感覚。

売上を上げる苦労は数か月単位でかかり、売上が下がるのは一瞬。

苦労が水の泡」という感覚が大きなストレスになる。

【3位】未入金トラブルが発生したとき

なぜなら、営業活動ができる時間を大きく削られるトラブルだから。

未入金回収や報告書作成のために多く時間を取られる。

「営業なのに営業ができない」というストレスがある。

求職者に入社をしてもらったクライアントには、紹介料の支払い義務が発生する。

にもかかわらず、何らかの理由で「支払われていない」というトラブルが起こる。

理由の一例は、次の通り。

  • 忘れていた
  • お金がない
  • 想定していた金額と違う
  • 求職者の質が悪いから払いたくない

忘れていただけであれば、話は早い。

ただその他の場合、根気強く支払い完了まで説得・交渉していかなければいけない。

最終的に支払われない場合で、請求額が多額の場合、損害賠償請求に発展するケースもある。

そうなると、営業活動にかけられる時間はさらに削られてしまう。

【4位】新規アポイントが取れないとき

新規アポイントが取れないと、その後の営業工程が全く進まないストレスを感じる。

新規アポイント取得率は1~2%程度。

100件コールして、1~2件アポイントが取れる確立。

ただ、タイミングによっては100件かけても200件かけても、アポイントが取れないこともある。

焦れば焦るほど、焦りが相手につながりアポが取れない

そんな中、アポが取れたとしても「挨拶アポ」になりやすい。

「挨拶アポ」とは、「挨拶だけさせて下さい」という趣旨のアポイントのこと。

求人受注にはつながらない可能性が高い。

こうなると負のループに陥りやすくなる。

【5位】クライアントから非現実的な紹介を過度に要求をされるとき

クライアントから現実離れした紹介条件を鵜呑みにすると、要望に答えられないストレスを感じる。

もちろん、クライアントの要望通りの人材を紹介できればベスト。

ただ、転職市場を見渡した時、クライアントの要望が非現実的なこともある。

リクルーティングアドバイザー
リクルーティングアドバイザー

そんな人、転職市場にほぼいないよ…

という状況。

転職市場の市況感を伝えても、クライアントが折れてくれないことは多々ある。

理想の高いクライアントほど、しつこく要望を伝えてくる。

さらに、しつこい採用担当者ほど、実は転職エージェント出身ということもよくある話。

クライアントの理想と、転職市場の現実との間で悩まされる。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
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キャリアアドバイザーはどんなストレスを抱えるの?

人材紹介会社のキャリアアドバイザーが抱えるストレスベスト5

人材紹介会社のキャリアアドバイザーが抱えるストレスベスト5

キャリアアドバイザーがストレスを抱える瞬間ベスト5は、次の通り。

  1.  月中旬に売上目標に達していないとき
  2.  返戻期間内に早期退職が発生しそうなとき
  3.  求職者から内定辞退の連絡を受けたとき
  4.  求職者からの連絡が途絶えるとき
  5.  スカウト返信が返ってこないとき

【1位】月中旬に売上目標に達していないとき

【2位】返戻期間内に早期退職が発生しそうなとき

1位2位は共に、リクルーティングアドバイザーが感じるストレスと同じ。

売上目標を追う職種である以上、売上目標に対するストレスが最も大きい

ちなみに、キャリアアドバイザーが求職者に「月末までに」入社意思確認をしがちな理由はこれ。

【3位】求職者から内定辞退の連絡を受けたとき

内定辞退といっても、次の3種類がある。

  • 入社承諾後の辞退
  • 他社決定
  • 現職残留

上から順番にストレスの程度は大きい。

それぞれ、内容を説明すると次の通り。

  • 入社承諾後の辞退:入社意思決定後の辞退
  • 他社決定:他社エージェント経由、もしくは自己応募先での決定
  • 現職残留:転職自体の取りやめ

入社承諾後の辞退は、確定したはずの売上が減るストレスが大きい。

1位2位と同じく、目標達成が遠のくストレス。

他社決定と現職残留は、キャリアアドバイザーとしての力不足を感じさせられるストレスとなる。

【4位】求職者からの連絡が途絶えるとき

連絡が途絶えてストレスの感じるタイミングは、次の通り。

  • 入社前
  • 内定回答期限前
  • 面接前

ストレスに感じる内容は、次の通り。

  • 入社前:本当に入社してくれるのか…
  • 内定承諾前:内定先に何て回答しようか…
  • 面接前:本当に面接に行ってくれるのか…

上から順にストレスが大きい。

なぜなら、より売上に直結する内容だから。

面接前に連絡が途絶えると、社内外ともに迷惑がかかるため、根回しが必要になる。

  • 社内:リクルーティングアドバイザー
  • 社外:面接予定先

もし仮に連絡が付いた時に面接が実施できるよう、伝え方にも最新の注意を払って対応する。

本来であれば、必要ない調整内容であるため通常とは異なる種類のストレスがかかる。

【5位】スカウト返信が返ってこないとき

なぜなら、スカウト返信は次のように後工程に影響を与えるから。

スカウト返信がない=面談数の見込が立たない=売上の見込みが立たない

となる。

売上の見込みが作れない焦りがストレスにつながる。

スカウト返信率は3~5%前後。

20~30通スカウトを送って、ようやく1通の返信がある程度。

ただ、件数を送っても一向に返信がないケースもある。

返信がこない原因が分からないと、解決の糸口が掴めないストレスを感じてしまう。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

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どうやってストレスと付き合っていくの?

人材紹介会社に勤めるなら知っておきたい3つのストレス回避術

人材紹介会社に勤めるなら知っておきたい3つのストレス回避術

人材紹介会社で感じる多くのストレスを回避するポイントは3つ。

  • コントロール可能かどうかを考える
  • 得意な領域を+αで伸ばす
  • 一気にやる

なぜなら、これらができるとストレスの根本である売上を「スケジュール通りに」確保できるようになるから。

【ストレス回避法①】コントロール可能かどうかを考える

シンプルに言えば「やれだけのことをやったか」という視点で考えるということ。

なぜなら「自分じゃどうにもならないこと」に目を向けるとストレスが大きくなるから。

例えば、未入金の問題が分かりやすい。

コントロールできること
  • 打ち合わせ時に費用の説明をする
  • 成約時に支払い期限を伝える
  • 与信管理をする
  • 一定規模以下の会社とは取引をしない
コントロールできないこと
  • 会社の資金繰りの状態
  • 支払い滞納の履歴
  • 未入金となった根本的理由

コントロールできないことは、いくら考えてもムダ。

そこに思考のメモリーを使ってはいけない。

【ストレス回避法②】得意な領域を+αで伸ばす

売上を伸ばす方法は何通りもある

しかし、全ての方法が全員に合うわけではない。

なぜなら、人には得意・不得意があるから。

ポイントは「周りと同じ行動+得意を活かす行動」の両面が必要ということ。

得意な領域を伸ばすからと言って、基礎を疎かにしては成果が出ない。

例えば、新規営業の場面。

周りがやっているのと同じ量のテレアポはやる。

それに加え、紹介営業で成果を積み上げていくイメージ。

紹介営業という得意を活かせている分だけ、営業が楽になる。

【ストレス回避法③】一気にやる

なぜなら、PDCAが早く回せて、成果が出やすくなるから。

つまり、効果検証と新たな取り組みが高速化するということ。

逆に言えば、平均的な行動計画はNG。

例えば、テレアポ。

「100件電話をしよう」と考えた時、一週間に20件ずつやるのはNG。

1日で100件かけてしまう、ということ。

残りの日数で次の手が打てる。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
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成果を出せるコンサルタントって、具体的にはどんなタイプ?

【答え】心臓に毛が生えているタイプ

普通のコンサルタントなら「難しいかな…?」とビビることを、予断を持たずにやりきってしまう

だからこそ、周りとは異なる成果を生み出せる。

つまり、ストレスをストレスだと感じないマインドが出来上がっている状態。

まとめ:人材紹介会社で感じるストレスは十分対策できる

まとめ:人材紹介会社で感じるストレスは十分対策できる

それでは、今日の内容を振り返ります。

営業職がストレスを抱える瞬間ベスト5は、次の通り。

  1.  月中旬に売上目標に達していないとき
  2.  返戻期間内に早期退職が発生しそうなとき
  3.  未入金トラブルが発生したとき
  4.  新規アポイントが取れないとき
  5.  クライアントから非現実的な紹介を過度に要求されるとき

キャリアアドバイザーがストレスを抱える瞬間ベスト5は、次の通り。

  1.  月中旬に売上目標に達していないとき
  2.  返戻期間内に早期退職が発生しそうなとき
  3.  求職者から内定辞退の連絡を受けたとき
  4.  求職者からの連絡が途絶えるとき
  5.  スカウト返信が返ってこないとき

人材紹介会社で感じる多くのストレスを回避するポイントは3つ。

  • コントロール可能かどうかを考える
  • 得意な領域を+αで伸ばす
  • 一気にやる

ここまで記事を読んだあなたなら、人材紹介会社で感じるストレスについて理解を深められたのではないでしょうか。

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というあなたは、こちらを読んでみて下さい。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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